・「アイデア出しに関する本」を探している
このような方に向けた記事です。
アイデア出しの名著『アイデアのつくり方』はおすすめです。
実際に、マーケティングの仕事を10年以上続けていますが、新人の頃にこの本と出会い、以来10年以上この本を応用してアイデア出しの仕事をしています。
普遍的であるからこそ、状況に合わせて応用が利き、使えます。
どのような使い方をしているか?
を『アイデアのつくり方』に出てくる工程に沿ってご説明します。
①情報収集
②組み合わせ
③寝かせる
④ひらめく
⑤具現化
名著『アイデアのつくり方』を実践するコツ
情報収集の前に
今現在自分の中にあるだけの情報からアイデアをつくってみることをおすすめします。
あまり時間をかけずに、25分間だけ集中して取り組みます。
コツは深く考えすぎないことです。
くだらなくても、どこかで見たことがあってもOKなので、どんどんと思いつく限り紙に書き出していきます。
実際にアイデアを出してみると、欠けている情報、根拠として欲しい情報が明確になり、インプットの目的になります。
①情報収集
事前に行ったアイデア出しも参考に、
どのような情報を知りたいのか?を紙に書いてから行うのがおすすめです。
インプットには目的意識が大事で、これが欠けていると際限なく調べ続けてしまいます。
どこかのAM中時間をとって、関連の書籍複数冊や、ネットの情報を読み込みます。
複数冊を同時に眺めることで、共通している事項がわかります。
そこが基本事項になります。
「キーワード」をメモなどに手書きしながら行うのがおすすめです。
手を動かしながらインプットすることで理解が深まります。
②組み合わせ
アイデアとは、「異なる何かの組み合わせ」です。
そう考えると、
カップラーメンも「コップ+ラーメン」
スマホも「PC+電話」
と具体的に何を組み合わせているのか?を逆算することも出来ます。
実際に、商品アイデアを出すワークショップでは
「思い」:何をしたいか?
「強み」:何が出来るか?
「生活者ニーズ」:生活者は何を求めているか?
の3つの要素を組み合わせることで商品アイデアを出しています。
③寝かせる
いったん寝かせます。
この工程を考えると、アイデアはできるだけ早く着手することが理想です。
例えば、実際にお客さんと実施するアイデアWSは複数日にわけて行っています。
「寝かす時間」をプログラムに組み込みます。
あえて、日にちをまたぎアイデア出しをすることにより、後の工程に続く「組み合わせ」や「ひらめき」を起こしやすいようにします。
とはいえ時間無く、すぐに出さなければいけないときもあります。
そんなときは、
・言われた瞬間に25分アイデアを出す
・2~3時間おく(その間他の仕事を片付ける)
・またアイデアを出す
というやりかたはおすすめです。
2~3時間でも寝かすことにより、良いアイデアにつながっていきます。
一日に3回転くらいできます。
※実際にこのやり方で何度も、時間がないピンチを乗り越えてきました
①情報収集でメモしたキーワードや今までの経験値、生活上の気づきなど、組み合わせる材料は実は豊富にあります。
④ひらめく
そしてあるとき「ひらめく」と本書では説明しています。
ひらめきは天才にしかあらわれないのでは?と自分自身も疑っていたのですが、そんなことありません。
ひらめきは「準備」によってやってきます。
①から④の工程はまさにその準備になります。
⑤具現化
そしてひらめいたアイデアを具現化します。
カタチにするまで、たくさんのハードルを乗り越える必要がありますが、まずは見える化ではないでしょうか?
手書きでも良いですし、ビジネスの現場ではパワーポイントにまとめておけば間違いが無いと思います。
項目としては、下記のイメージです
・アイデア名
・アイデアの提供価値:誰に、どのようなことを提供するか
・アイデアの概要:どのような構成要素からなりたつか?
・アイデアのイメージ:カタチになったときのイメージ
※手書きのスケッチでも良いですし、イメージが近い画像を参考に貼っても良いです
まとめ
以上、「アイデアのつくり方」を実践してきたポイントを記載いたしました
①情報収集
②組み合わせる
③寝かせる
④ひらめく
⑤具現化
「アイデアのつくり方」は普遍的な法則です。
時代によってすたれることはありません。
アイデアが出ないなと思ったときは①の情報が足りていないときがほとんどです。
情報収集は地道な作業ですが、やはり重要だということに毎回気づかされます。
ただ、いつまでも収集できてしまうのが情報です。
目的意識をもって情報収集
収集した情報を自分の頭で組み合わせる
「①情報収集」と「②組見合わせ」を素早く何度もおこなうことがコツです。
『アイデアのつくり方』は名著です。
この記事を読み、ご興味をもたれたかたは是非ご一読してみてください
※ページ数がすくなく1時間もかからず読めます
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