頭の中の“モヤモヤ”を消す ゼロ秒思考「A4メモ書き」の力

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「仕事も家庭も頑張っていて、それなりの成果もでているのだけど
 いつも何かにモヤモヤしている」

「この仕事をこのまま続けていて良いのかな?」
「今は大丈夫だけど将来になんとなく不安があるな」

といった、漠然とした悩みに常に追いかけ回されて居ませんか?

頭のなかに、気になることが出来てしまうと
仕事の生産性が落ちるばかりか、プライベートも十分に楽しめませんよね。

この記事では

・モヤモヤとした漠然とした不安を消す方法
・仕事の生産性をあげて、成果を出しやすくする方法

について、記載します。

今回、参考にさせて頂いた本が「ゼロ秒思考」という本です。

ゼロ秒思考とは、即断即決をするための思考法です。

この考え方は、ただ仕事の効率をあげるだけではなく
まさに悩みを消して、生活の質をあげるための考え方でもあります。

具体的なやり方も含め、悩みを消す方法をご紹介します。

人は、なぜ悩むのか?

悩みのパターン

悩みが生まれるには、いくつかのパターンがあります。

パターン①:感情を自分の中に抑え込む
パターン②:漠然としたモヤモヤ
パターン③:頭の中でグルグルと堂々巡りをする

ひとつひとつ見ていきたいと思います。

パターン①:感情を自分の中に抑え込む

ふとした瞬間、ネガティブなことが頭に浮かんだとします。

その時に、

「こんなこと考えてもしょうがないな」
「文句ばかりも言ってられないな」
「ネガティブにならずに、もっとポジティブにならないと」

と、自分の中に抑え込んでしまうと、悩みが蓄積されていきます

蓄積した悩みは、何度も頭に浮かぶことになり、
仕事の生産性が落ちるどころか、精神衛生上にもよくありません。

「愚痴を言わない」「黙々と頑張る」といったことが美徳とされがちな現代の中で、
とくに真面目な人は感情を押し殺して、自分の中に悩みを溜めてしまう傾向が
強いように思います。

パターン②:漠然としたモヤモヤ

次のパターンは、何に悩んでいるのかが明確ではなく
モヤモヤしている状態です。

悩みの種は、仕事、プライベート、趣味、生き方などジャンルを問わず
ごちゃまぜになってやってきます。

その度に、悩みの種に反応していると
結局、何に悩んでいるのかがわからなくなってきて

「なんとなく、不安」

という状態が続くようになります。

集中力が続かなかったり、家族や友人と話していても
どこか上の空になってしまったりと、日常生活に悪影響を及ぼしてしまいます。

パターン③:頭の中でグルグルと堂々巡りをする

悩みが特定できて、明確になっていても
そのことについてずっと考えてしまうこと、ありませんか?

同じことをぐるぐると、一日に何度も、そして何日も悩んでします。
これは重要だと感じる事項などに多い傾向となります。

自分自身も、
「持ち家か?マンションか?」
「このまま同じ会社か?転職か?」

など、すぐに答えがでなそうだけれども、重要に見える悩みを
何度も何度も頭のなかでぐるぐると考えてしまいます。

答えが出せないだけでもストレスな上、それを何度も考えるので
常に何となくの不安感や焦りを感じていました。

ゼロ秒思考とは?

ゼロ秒思考とは、瞬時に現状を把握して、瞬時に課題を整理して、瞬時に解決策を考え、瞬時にどう動くべきか意思決定できることです。

はじめこの考えを聞いたときに、絶対に無理だと思いました…笑

しかし、本を読み進めると、
限りなく少ない時間で意思決定まで持って行くための考えだと気づきました。

それは、悩んでいる時間を無くすことにつながります。

ゼロ秒思考自体が大事なのではなく、ゼロ秒思考に近づくためのプロセスが重要です。

そのプロセスこそ、上記で紹介した「悩みの3つのパターン」
①悩みを自分の中に抑え込む
②漠然としたモヤモヤ
③頭の中でぐるぐると堂々巡りをする

を解決するためのプロセスにもなります。

具体的なプロセス:A4メモ書き

A4メモ書き

具体的なプロセスは、A4用紙にメモを書くというとてもシンプルなものです。
ただ、メモの書き方には手順があり、この手順通りに行うと効果が出やすくなっています。

・A4用紙を横置きにする
・1件1ページ
・1ページに4~6行
・各行20~30文字、
・1ページ1分以内
・毎日10ページ書く

1日10分だけでもメモを書く時間に費やせば、頭や感情の整理に役立ちます

実際にやってみると、はじめは難しく感じました。

なかなか言葉が出てこなかったり、1分ではほとんど書けなかったり。

しかし、メモ書きを3週間から1ヶ月続けると、
頭にどんどん言葉が浮かぶようになり、書く行為自体が楽しくなってきました。

仕事においても、テーマの全体像や問題点、課題などを抽出するスピードが上がった気がします。

A4メモの効果

A4メモの効果

悩みパターン①感情を自分の中に抑え込む
→期待効果①感情を吐き出すことで、スッキリとした気分になれる

メモ書きは、自分の中の感情を発散するところから始めます。

頭に浮かんだことを、ひたすらに、深く考えず書いていきます。

このメモ書きを実践し始めたとき、

個人名を出したり、ネガティブなことを書くことに気が引けましたが
構わず書いてみると凄くすっきりとします笑

腹が立ったときに、
過激な言葉を書き続けていると、逆に冷静になれたりします。

感情を外出すことにより、精神的にも安定する効果が実感できました。

悩みパターン②漠然としたモヤモヤ
→期待効果②何にモヤモヤしているのかを見える化することで、気分が晴れてくる

A4の用紙にメモを書くと、当然書いたモノが見えます。
頭の中のモヤモヤの正体が具体的に見えることになります。

重要だと思っていた問題がさほど重要ではなかったり

やることが多すぎて倒れそうだと思っていたが、書き出してみると
意外と出来そうだと思えたり

頭の中だけで完結させず、
実際に手を動かして書き出してみると、
何にモヤモヤをしているのかがわかり、気持ちが少しづつ晴れてきます

悩みパターン③頭の中でぐるぐると堂々巡りをする
→期待効果③A4メモで思考を深掘り、自分なりの仮説を導きだし行動につなげる

具体的な問題があって、それを解決したいと思っている。
けれど解決策が思い浮かばずに、ずっと考え続けてしまうのも非常にストレスが
たまります。

A4メモ書きは、思い浮かんだら、何度でも書きます。

何度も何度も書き続けると、「同じことを書き続けている」という事実に
気がつきます。

次のステップとして、
特に何度も書いているアイデアや考えを
タイトルにして、A4メモを書いてみます。

メモ書きからタイトルをつくってさらにメモ書きをする行為は
思考を深掘りする行為になります。

深掘りが出来ると、自分なりの仮説が立てられて、行動に向けた意思決定が
出来るようになります

とにかく、自分のなかに感情をためないことがポイントです。

まとめ

■悩みのパターンは3つ
①悩みを自分の中に抑え込む
②漠然としたモヤモヤ
③頭の中でぐるぐると堂々巡りをする

■ゼロ秒思考が身につくと悩まなくなる

ゼロ秒思考とは
ゼロ秒思考とは、瞬時に現状を把握して、瞬時に課題を整理して、瞬時に解決策を考え、瞬時にどう動くべきか意思決定できること

■ゼロ秒思考に近づくためのプロセス
「A4メモ書き」こそ、具体的に悩みを消す方法に繋がる

■A4メモ書きとは
A4用紙を横置きにし、1件1ページで、1ページに4~6行、各行20~30文字、
1ページ1分以内、毎日10ページ書く

■期待効果として
①悩みを自分の中に抑え込む
→感情を吐き出すことで、スッキリとした気分になれる

②漠然としたモヤモヤ
→何にモヤモヤしているのかを見える化することで、気分が晴れてくる

③頭の中でぐるぐると堂々巡りをする
→A4メモで思考を深掘り、自分なりの仮説を導きだし行動につなげる

自分は、ノートに考えたことや感じたことを書く習慣はありました
がそれを見直したり、そこから深掘りをするということはしていませんでした。

このメモ書きを実践しはじめて、まだ一ヶ月ですが
常にあった「漠然としたモヤモヤ」が晴れた日々をおくれています。

また、意思決定が早くなってきていることも感じます。

個人的にノートに万年筆で書く、という行為が好きだったので、
ノートからA4の用紙に変えるという行為ははじめ抵抗がありました笑

なぜメモをするのか?という目的をあらためて考えたときに

「思考を整理したい」、「アイデアを出したい」、「悩みやモヤモヤを解消したい」

と、このA4メモ書きのメリットが大きいことを改めて自覚し、スタイルを変えました。

※お気に入りのバインダーを使うと気分があがります

※ペンは、ぺんてるのゲルインキがとても書きやすいです

※ちなみにA4用紙も買えます(裏紙などを使ってもOKだと思いますが) 

今では、ふっと感情が出てくると、すぐメモを書く
仕事についての頭に浮かんだらすぐメモを書く

といった習慣ができつつあります。

A4メモも大量になりますが、その整理方法についても書いてありました

・一日の最後にクリアファイルに入れる
・クリアファイルはカテゴリごとにわけて、ポストイットなどにタイトルをつける
・3ヶ月に1回見直してみる

とてもシンプルでストレスがかかりません。

費用もほとんどかかりませんので、
漠然とした不安やモヤモヤに悩んでいる方、是非とも実践してみてはいかがでしょうか?

さらに詳しく知りたい方は、是非とも本書をお読みいただければと思います。

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