こんにちは、みなもとです。
・やることが沢山ありすぎて、いつもギリギリ
でも、思うような成果が出ていない気がする
こんな悩みありませんか?
【この記事の内容】
・仕事の生産性を上げる「イシュー」という考え方
・具体的、イシューの見極め方
・全ての仕事にイシューの視点を持つと成果につながる
私自身、中小企業診断士としてコンサルティングの仕事をしています。
ひとつひとつのテーマにおいて、やらなきゃいけないと思うことが多すぎて
パニックになることが多かったです。
そんなときに「イシュー」という考え方に出会いました。
結果、仕事の生産性が上がったとともに、成果に繋がることが増えました。
そのきっかけとなったのが「イシューからはじめよ」という本です。
本書を参考にしながら、どう自らの仕事にイシューの視点を入れていくか?記載していきたいと思います。
仕事の生産性を上げる、「イシュー」という考え方
イシューとは、自分のおかれた局面で、答えの出す必要がある問題のことです。
なぜ、イシューが必要かというと、価値がある仕事とは、答えるべき問題に、明確に答えを出すことから始まるからです。
例えば、生産性の悪いアプローチとは、問題をやみくもに解こうとします
そして、時間をかけると頑張った気になり、一度クセが付いてしまうとなかなか治りません。
根性で片付けないこと、が大事です。
どの問題に着手するか?をまず考えることが仕事のスタートです。
イシューの見極め方
イシューの見極め方には、大きく2つのフェーズがあります
フェーズ① 仕事の要素を洗い出す
・この仕事の構成する要素はなにか?
・要素の分解の仕方は様々
ビジネスの場合「Where」「What」「How」で分解すると上手くいきやすい
フェーズ② イシューを見極める
・要素ごとに仮説を創る
・言葉にする
・良いイシューの要件と照らし合わせる
特に大切なことは、「仮説」をつくることです。
なぜなら、仮設がないと答えを出しえるレベルのイシューにできないからです。
そして、仮説を立てると必要な情報/分析すべきことがわかります。
例えば、〇〇の市場規模はどうなっているか?ではなく、
〇〇の市場規模は縮小に入りつつあるのではないか?
と仮設を持って調べることで、解釈の深さも変わってきます。
答えを出すべきイシューを仮説を含めて明確にすることが大切です。
次に大事なことは、「言葉」にすることです
自分がどう捉えているか?
何と何についての分岐点をはっきりさせようとしているのか?
言葉にするところで、最終的になにを言おうとしているのかを明確にします。
言葉にするときに詰まる部分が、イシューとしても詰まっていない部分です。
概念をきっちり定義するのは言葉にしか出来ません。
【言葉で表現するときのポイント】
・主語と動詞を入れる
・WHYよりWhere / What / How
~なぜか?というWhyではなく(=仮説がない)
Where:「どちらか?」「どこを目指すべきか?」
What:「何を行うべきか?」「何を避けるべきか?」
How:「どう行うべきか?」「どう進めるべきか?」
・比較表現を入れる
何と何を比較し、何に答えを出そうとしているのかが明確になる
「AかBか」という見極めなら、「~はB」という表現より、「Aではなくて、むしろB」という表現にする。
良いイシューの三要素
イシューは3つの要素でなりたちます
①本質的である
②深い仮説がある
③答えを出せる
①本質的である
AかBか、右か左か、選択によって大きく結論が変わってくるような
イシューが本質的です。
ビジネスの場合、売れない理由は商品力なのか?販売方法なのか?
どちらかを取ることで、大きく見直しポイントが変わってきます。
まずは大きな分岐点を見定めることが重要です。
②深い仮説がある
仮説を深めるためには定石があります。
・常識を否定する
一般的に信じられていることを並べて、その中で否定できる、異なる視点で
説明できるものがないかを考える。
まずは常識を知るところが大事です。
・新しい構造で説明する
新しい構造で世の中を説明できないか?を考える。
理解するというのは、2つい上の異なる既知の情報に新しいつながりを発見すること
-共通性
2つ以上のものに何らかの共通なことが見えると理解したと感じる
-関係性
完全な全体像がわからなくても、複数の現象に関係があることがわかれば理解したと感じる。
-グルーピング
検討対象を何らかのグループに分ける方法を発見することで、ひとつに見えてたもの、無数に見えてたモノが判断できる
-ルール
2つ以上のものに、何らかの普遍的な仕組み、数量的な関係があるとあかると、理解したと化案じる
③答えを出せる
本質的で、深い仮説を持っていても、答えが出せないと意味がありません。
しっかりと答えが出せるかどうか?
ここの見極めが重要なポイントになってきます。
全ての仕事にイシューを
全ての仕事に、このイシューの考え方は必要になります。
なぜなら、イシューの見極めが自らの仕事の価値に関係してくるからです。
個別の仕事もそうだけれど、仕事全体に対しても言えることです。
例えば、目先の仕事に追いかけ回されすぎると、大切な仕事を見失うリスクがあります。
勇気を出して一度立ち止まり、今の仕事を全てリストアップしてみることをおすすめします。
重要度と緊急度のマトリクスに整理してみます。
着目すべきは、重要だけど、緊急で無いもの。
この仕事が自分の価値を上げるイシューとなる場合があります。
今手元にある仕事で、どの仕事が重要か?の視点は常に持っておきたいですね。
まとめ
イシューとは、今答えを出さないといけないものです。
自分自身イシューの考え方をもつことで、生産性と成果があがりました。
何をすべきか?を明確にすることで、力を投入することができます。
どんな優秀なひとでも、力を分散すると成果が散漫になります。
また、優秀なひとほど、多忙なことが多いと思います。
しかし、イシューの見極めが出来ないと、忙しさと成果がなかなか見合わず、フラストレーションも溜まってしまいます。
力を分散させずに、どこにフォーカスをするか?
イシューの見極めはそのための技術でもあります。
イシューについてもっと知りたいかたは是非とも「イシューからはじめる」を読んでみてください。
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