こんにちは、みなもとです。
・アイデアが出ない、、、
・そもそもアイデアって、才能がないと出せないのでは?
こんな悩みに答える記事になっています。
【この記事の内容】
アイデアの出し方
アイデアは、どんな人でも出すことができます。
キーワードは「型」です。
入社時に、デザインや企画を扱うクリエイティブ部署に配属になりました。
その領域の訓練を全く学んでいなかった私は焦り、宣伝会議の「コピーライター養成講座」に通うことにしました。
広告業界のトップクリエーターたちのアイデアの授業を毎週受けるうちに
アイデアは思いつきでなく「型」で出す
ということを学びました。
今回は、今でも使っている「アイデアの型」をご説明します。
コピーライター養成講座で学んだ、アイデア出しの型
コピーライター養成講座は広告代理店のトップクリエーターたちが日替わりで授業をしてくれます。
10年たった今も、その時のノートを見返すことが多いです。
今でも活用している、アイデアを出すためのフレームを紹介します。
ニーズメリット複合法
複数のコピーライターの方が、コピーを出すためのフレームとして使っていました。
そもそもコピーとは、ターゲットと商品をつなぐ役割だと教えてもらいました。
このフレームはコピーだけでなく、さまざまなアイデア出しに活用することができます。
なぜならアイデアこそ、ターゲットニーズと機能特性を結びつけるものだからです。
【具体的使い方】
STEP①
ターゲットを想定します。
そしてターゲットはどのようなニーズがあるのか?を考えていきます。
ニーズの出し方のコツとしては、状況をイメージすることです。
・どのような場にいるのか?
・どのような気持ちなのか?
具体的に想定していきます。
STEP②
技術や商品の特徴を列挙します。
そして、特徴の「具体的メリット」を抽出します。
世の中には、機能をそのまま伝える事例が多いです。
例えば、アントシアニン配合と言われるだけでは、なかなかわからないです。
そこから、アンチエイジング効果がある
と具体メリットまで落とし込むことで、はじめてターゲットに届きます。
STEP③
「ニーズ」と「メリット」をつなぐ。
「おりこうさん」と「おバカさん」法
こちらは、著名なCMクリエーターから聞いた話しです。
※その方のプレゼンは、手書きのスライドで非常に印象に残っています。
クリエイティブなアイデアを出す方法論で、非常にシンプルながら効果は絶大です。
【具体的使い方】
STEP①
まずは「テーマに忠実なキーワード」を羅列していきます。
例えばお菓子の商品アイデアなら
「甘い」とか「辛い」とか「ポリポリ食感」とか
当たり前だとしても、ありきたりだとしても、構わずとにかく書き出します。
STEP②
次に、「テーマと全く関係ないキーワード」を抽出していきます。
例えばお菓子がテーマであれば、お菓子とは全く関係ないキーワードを書き出します。
「液晶」とか「水晶玉」とか「バスタブ」なんでもOKです。
やってみるとわかるのですが、これが意外と難しいです。
そんなときは、違うジャンルのアイデアを出すと考えことがおすすめです。
お菓子の企画だけど、「シャンプーの企画」を考える
などです。
髪のつや、お風呂場でも取り出しやすいパッケージ
などなど
STEP③
STEP①とSTEP②を交互に繰り返します。
目安として、「10分区切り」で5回くらい回すイメージです。
するとテーマに忠実なSTEP①には、まっすぐなアイデアの山
「おりこうさん」
テーマを完全に無視したSTEP②には、ひねくれたアイデアの山
「おバカさん」
2つの山が現れます。
その2つの山を行き来していると、今まで見たこともない、「親近性と新奇性」をもった素晴らしいアイデアが舞い降りてきます。
・シャンプーのパッケージに入っているお菓子のアイデア
・お風呂場で食べるお菓子のアイデア
などなど
マトリクスアイデア法
上記の2つのアイデア出しは、今でも良く使っていて、効果は絶大です。
そこから自ら工夫をして、よりアイデアを出し安くする手法「マトリクス法」を編み出しました。
マトリクスを活用して、アイデアを出していきます。
【具体的使い方】
パターン①
STEP1:横軸にターゲットニーズを書き出す
STEP2:縦軸に、機能を書き出す
STEP3:ニーズ×機能のアイデアを発想していく
使い方②
STEP1:横軸に、テーマに忠実なキーワードを書き出す
STEP2:縦軸に、テーマと関係ないキーワードを書き出す
STEP3:忠実キーワード×関係ないキーワードで発想していく
ある種の強制発想ツールとして活用することができます。
このやり方で、何度も窮地を脱してきました。
まとめ
以上3つの方法を紹介しましたが、全て明日から活用が出来る方法です。
そして全て共通して言えることは、
アイデアを出すときは、「紙に手書きで書く」
ということです。
書く動作と、脳の動作は連動しているように感じます。
3つの型 × 手書き
これが、アイデアが出るスタイルです。
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