こんにちは、みなもとです。
・頭がよくなりたい
シンプルに、こんなこと思ったことありませんか?
私はいつも思っています笑
そして、なんとなく理数系、とくに数学が出来ると頭が良いようなイメージ
ありませんか?
超文系人間だった自分は強くそう思います笑
事実、数学に取り組む考え方は思考の幅を広げ、深さを与えてくれます。
同時に、数学を早々に挫折してしまい
今まで何度か再トライを試みたモノの都度挫折している私にとって
数学はとてもハードルの高いものに思えます。
そこで出会ったのが、「東大の先生 数学を教えてください」です
結論から言うと、この本で私の数学アレルギーは払拭され、
日常に数学的考えを取り入れることも出来ています。
頭が良くなった!と大声では言えませんが、
確実に、思考の幅が広がり、深く考えられるようになりました。
なにより数学っておもしろいと思えるようになりました。
この本の内容を共有しながら、
・数学の苦手を払拭する
・日常で数学的考えを使えるようにする
この2点にこたえていきたいと思います。
【結論】数学的考え方を日常で使うとは?
・式を立てるクセをつける
・関係性を考えるクセをつける
頭がいいとはどういうことか?
「頭が良い」とはズバリ「思考体力」があることです
「思考体力」は6つの力で構成されます
①自己駆動力
知りたい、解決したい、という思いがあればあるほど一生懸命考えます。
もともと興味がある対象であれば問題ないのですが、
そうでなくても「自分ごと化」すると、自己駆動力が発揮されやすくなります。
そのときは、「自分の興味のあること」をフックにすると効果的です。
自分の場合は、USJを復活させた森岡毅さんがマーケティングに数学を使っていると
知り、数学を学んで自分の仕事に活かしたいと思うようになりました。
②多段思考力
何段にも積み重ねて考えていく力です。
なんで?なんで?と深ぼって行くイメージにも近いです。
数学は、特にこの力が鍛えられます。
粘り強く考えていくことにつながるので、
思考のスタミナがつくことになります。
③疑い力
問題に対して行き詰まったとき、ゼロベースで考えられるか?が
大事になってきます。
答えが見えそうになると、一直線にその考えを進めていきたくなりますが
「本当にそうか?」と冷静なもう一人の自が突っ込むイメージです。
これは、ビジネスの世界でも非常によくあります。
早く答えにいきつきたくなるので、自分で一旦ストップをかけることは
難しいですが、大切なことです。
④大局力
上空から全体を見下ろしているイメージです。
とくに作業や議論をしていると、枝葉の部分が気になります。
しかし、大局から見る視点を常に意識をすることで、大事なコトを
見落とす可能性が低くなります。
⑤場合分け力
複雑な課題で選択肢がいっぱいあるときに、正しく評価する力のことです。
数学だと、問題がおきたときに、どの数学のツールを使うと早く解けそうか
と判断するような場合につかいます。
ビジネスの場面だと、モノゴトを整理するときに、
どのフレームワークをつかうと意味のあるまとめがつくれそうか?
など、考えるときに使います。
⑥ジャンプ力
これは発想にもかかわる力です。
いくら多段思考力を使い、積み重ねてもこたえに行き着かない時があります。
そんなときは、発想を飛ばし違う角度から考えることが有効で、まさにジャンプ力とは
そのための力です。
この6つの力は「数学の力」で養うことができます。
探し物は、「絶対無い」と思ったところにあったりします。
昔から自分は探し物が下手くそすぎるのですが、
「ここかも!」「ここには絶対無い!」という直感に対して「③疑い力」を
用いて疑うことで、見つけることが出来るようになったきました笑
数学のゴール
ゴールが無いマラソンほど、キツいものはありません。
ゴールが無い会議ほど、ツラいものはありません。
何ごとも、「ゴール」を明確にしてからスタートを切りたいですよね。
「文系の私に超わかりやすく数学を教えてください」の
著者である東大教授の西成先生は、まずは中学レベルの数学をマスターすること
を目標に、具体的なゴールを設定してくれています。
数学の3分類と中学数学のゴール
■代数=数・式
・ゴール:二次方程式
■解析=グラフ
・ゴール:二次関数
■幾何=図形
・ゴール:ピタゴラスの定理と円周角の相似
ゴールが明確になると、何から手をつければ良いかがわかりますよね。
日常のビジネスに役立てる視点でいうと
特に「代数=二次方程式」「解析=二次関数」が重要に思えます。
上記2つにフォーカスをして、どのような視点を持てば
役立ったのか?をレポートします!
以下の整理が、ビジネスに数学を使うときに非常に腹落ちしました
方程式=特定の条件下におけるX(わからないもの)について解くモノ
X²+3X+4=0
X以外の数がわかっているので、数字を操作してXを解く
関数=関係性そのものを表す
Y=2X+60
関係性を表す式そのもの
式を立てるクセをつける
仕事は、大きく分けると
「問いをたてる」こと「問いを解くこと」の2つで成り立っていると思います。
「代数」はその2つを満たしてくれる仕事の道具になりえます。
この仕事は、「何を解く問題なのか?」を考え、「解くための要素」を洗い出し
「式」を立てる。
この工程が、仕事のミスを減らし、迷いや、手戻りを減らします。
売上 = 商品単価 × 数量
など、ビジネスは以外に式で表現できることがあります。
けれど、必ずしも数字に落とし込むことが出来なくても
式に表すことが出来ます。
例)
ワークショップの成功=アウトプットの質+その場の盛り上がり
関係性を考えるクセをつける
たとえば、暴飲暴食を続けた日数と体重は関係がありそうです。
そこで暴飲暴食を続けた日数をX、体重をYとして整理します。
一番大事なのは、「どれぐらいのペースで体重が増えるのか?」
ペースや変化率と言ったいみですが数学では傾きとも言います。
傾きは、データを取ることで導けます。
例)初日60キロ、2日目62キロ、3日目64キロ
2キロづつ増えるので、傾きは2
Y=2X+60
という式であらわせます。
意思決定に必要な要素と、変化をもたらす要因の関係性を
とらえるときに、関数の考え方は非常に役立ちます。
例えば
A社売上X+B社売上Y=市場規模10億
X+Y=10
Y=ーX+10
凄く簡単な例ですが、A社が増えたらB社が減るという関係性が見えます
まとめ
数学とは、数字の問題を解くことではなく、あらゆる問題を解くことに
役立つことがわかってきました。
そのために、しっかりと内容を理解することが大事で、
理解するためにも、ビジネスの場で考え方を使うことが役立つと思っています。
具体的な数学の解き方は、
「文系の私に超わかりやすく数学を教えてください」
を是非お読みになってください。
非常にわかりやすく、必ず理解できると共に
数学を日常で扱うコトへのイメージやモチベーションがわいてきます。
・頭が良い=思考体力がある
・思考体力6つの力
①自己駆動力
②多段思考力
③疑い力
④大局力
⑤場合分け力
⑥ジャンプ力
・数学をビジネスで活かす2つのキーワード
「式を立てるクセをつける」
「関係性を捉えるクセをつける」
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