仕事の質をあげるインプットの方法

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・なかなか、良い案が浮かばない
・アウトプットが期待を超えられない
・インプットの時間無いし、面倒だ

このような悩みありませんか?

仕事の質をあげるにはインプットが大事になります。

今回はインプットのコツを共有したいと思います。

仕事の質をあげるインプットの方法

仕事のプロセス

インプット→プロセス→アウトプット

アウトプットが大事

と言われています。

そして情報だけためこんで、アウトプットをしないことは悪という風潮もあります。

確かに、アウトプットは大事です。

が、アウトプットはインプットとセットになっているのも事実です。

材料がないと、作れないのと一緒ですね。

仕事は

インプット→プロセス→アウトプット

で進みます。

良いアウトプットが出ないのは、インプットに問題があることがほとんどです。

インプットに問題がある場合が多い

インプット > プロセス > アウトプット

あえて大事な順をつけると上記のようになります。

いくら料理を頑張っても、そもそもの食材がよくないと美味しい料理にはなりませんよね。

逆に、料理の技術がなくても、食材がすばらしかったら、美味しい。

本質は一緒で、仕事の質は、いかに良いインプットを得られるか?がポイントになります。

しかし、実際仕事をしていての周りの認識のイメージは下記です

インプット<プロセス<アウトプット

事実、「スキル」や「思考法」という書籍は巷では溢れています。

もちろん、大事なのですが、

インプットとアウトプットはセット

という視点は忘れたくないですね。

インプットの方法

目的を明確にする

インプットには大きく2つのパターンがあります。

①目的が明確:例)進行が決定している仕事のテーマ
③目的があいまい:例)自己研鑽

①目的が明確な場合のステップ

土台を固める→論点を定める→深掘る

土台をかためる 

・冷凍食品市場に新たな商品を投入する
・人材育成業界へと新たに進出する

など、目的が明確な場合。
まずは知識の土台を作ることが大事です。

土台がないと、そもそも何について調べれば良いのかの検討もつきません。

土台をつくるタイミングは、テーマがはじまる前に行うことが望ましいです。

『情報を活用して思考と行動を進化させる』を参考に、毎回新しい業界で価値を出さないといけないコンサルタントが、テーマの前に行うインプット例は

・関連本を10冊
 -就活用の業界研究本
-実施テーマに関わる最新知見の書籍
 -業界内の特定企業の深掘り紹介記事
 -対象会社のマネジメントや退職者が記したノンフィクション
・業界紙を1年分遡って斜め読み
・業界専門メディアの記事タイトル1年分一気読み+関連テーマ記事印刷
・関連する業界レポートを探索して一気読み
 -対象会社の分析記事:記事検索横断サイト/アナリストレポート/シェアドリサーチ
 -業界の分析記事:記事検索横断サイト/経済レポート.com/業界団体サイト
・関連する統計 数値情報の探索
 -市場生活者データ:統計情報公開サイト
 -アンケートデータ:調査会社レポート/オンラインアンケート会社レポート
・SNS検索
・Googleアラートで関連キーワードをセット
・業界領域に詳しそうな知人との食事をセッティングしていろいろヒアリング
・類似のPJをやった経験のある社内の友人知人にメール

となります

論点を定める

土台が固まり、テーマに入ると、深掘るための論点が見えてきます。

論点とは、「解くべき問い」のことです。

インプットは論点がセットになっていることが必須です。

調べる作業が発生したら、

そもそも、何の問いを解くための調べる行為か?

をしっかりと認識する必要があります。

深掘る

深めていくときのポイントは2つあります

1:足をつかう
2:自分なりの示唆を出す

1:足を使う
机上で行える、インプットだけでなく、実際の現場にいって調べることが大事になります。

・スーパーに行って実際の売り場を見ておく
・どのように商品が買われているか?を観察する

など、その場にいかないとわからないことが沢山あります。

2:自分なりの示唆を出す

取得した情報から何が言えるか?を必ず考えておく必要があります。

「で、ここから何が言える?」

と、情報収集とセットで自問することがポイントです。

示唆については、下記の記事もご参考に頂けると嬉しいです。

②目的があいまいな場合

自己の成長のため、興味がある

など、そもそもの目的が明確でなくても調べる行為は発生します。

・自分の注意をしっかりと認識しておく

ということだけ

『右脳思考を鍛える』

という書籍では、レ点をつけるという表現をしています。

例えば

・マーケティング
・サッカー
・企業経営
・歴史

など、興味にレ点を付けておくだけで、自然と情報が舞い込んでくると言います。

自分が向けるべき注意はなにか?

をたまに棚卸ししてみることがポイントかなと思います。

インプットを仕事に活かす方法

インプット後に、回避すべきことは

「色々調べたけれど、よくわからない」

という状態です。

『情報を活用して、思考と行動を進化させる』という本によると

編集思考:観察する視点を動かす

が役立つと言います。

編集のための2つの視点

・情報を組み合わせる力
・情報を解釈する力

編集力を高めるための道具

・言葉の道具:二次熟語で考える
編集工学者松浦正剛氏発案のメソッド
情報から1部を取り出す「選択」
意味の濃縮をおこなう「凝縮」など

「編集技法」で検索すると64のメソッドが紹介されています

・視点移動の道具

情報に対して、視点を自在に変えることで、切り口や本質を見出していきます

鳥の目:情報を俯瞰して捉える
虫の目:情報の細部や継ぎ目を見逃さない
魚の目:時間や集団の流れを追う
コウモリの目:逆の視点から考える

・変装の道具:シックスハットシンキング

6つの色の帽子をかぶり、それぞれ立ち位置を変えて発言する
というブレスト用の方法ですが、1人で思考を深めるときにも役立ちます

白の帽子:事実や数字、データに立ち戻り、中立的な立場で発想
赤の帽子:感情的視点から発想します
黒の帽子:批判的、消極的にアイデアを評価し注意を促します
黄の帽子:ポジティブに明るい結末を念頭に置いて発想します
緑の帽子:好奇心を広げ、さまざまな選択肢をクリエイティブに発想
青の帽子:場を俯瞰し、各視点がバランス良く対話に反映されているか冷静に判断

参考になる本

『情報を活用して思考と行動を進化させる』田中志 著
①目的が明確な場合の、情報をいかに知恵に変えていくか?という型が惜しみなく書かれていて大変参考になります

『右脳思考を鍛える』内田和成 著
②目的が曖昧な場合の、注意の置き方が書かれている本です。
内田和成さんの、仮説思考論点思考もおすすめです。

まとめ

仕事においての注力ポイント

・インプット>プロセス>アウトプット

目的が明確な場合のインプットプロセス

・土台をつくる→論点を定める→深掘り

深掘りのポイント

・足をつかう
・示唆を出す

目的が不明確な場合のインプットポイント

・自分の注意を認識しておく

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