先が見えないと言われ始め久しい昨今。
「教養」の重要性について話題になることも多いですよね。
・一般的な教養を身につけておきたいが、何からはじめれば良いのかわからない
・効率的な身に付け方が知りたい
こんな悩みないでしょうか?
本日は、「教養」について考えてみたいと思います。
【この記事の内容】
・一般的な教養の身に付け方
・教養を身につけるメリット
・参考本
一般的な教養の身に付け方
教養とは?
教養とは、
・社会生活を営む上で必要な文化に関する広い知識
・学問、幅広い知識、精神の修練などを通して得られる創造的活力や心の豊かさ、物事に対す理解力
手段としての学問・芸術・宗教などの精神活動
と辞書には載っています。
幅広い知識×考える力=教養
といったイメージです
なぜ教養が必要なのか?
科学技術の発展、グローバル化の進展、現代はまさに正解のない時代に入っています。
今までは、与えられた問題に正解を出すことに価値がありましたが、これからは「問い」そのものを作り出す力が必要となります。
問いを作り出すには、幅広い知識と考える力が必要となってきます。
教養のカテゴリ
幅広い知識とは、どのようなイメージでしょうか?
学問的な教養の分野としては下記があげられます。
【人文科学系】
・歴史:いままでの過去を学ぶことにより、今後を考える視点をつける
・地理:地形気候と暮らし産業文化の関係を学ぶ
・哲学:本質を考える力を養う
【自然科学系】
・物理学:自然法則を理解し、科学技術と生活について考える
・化学:生活の基盤となる化学物質や化学反応を利用したシステムを理解する
・生物学:生物の仕組みや生態を理解し、健康や環境に対する理解につなげる
【データ科学系】
・数学や統計学、プログラミング、機械学習の理論を理解し、データ分析解析から洞察を導き出す
【社会科学系】
・社会学:社会の問題や構造、仕組みを理解
・政治学:社会制度のありかたを考える
・経済学:市場原理を理解し、社会課題解決の方法を考える
【国際学】
・語学:国際社会におけるコミュニケーション力を高める
・国際文化学:異文化を学び理解する
プラスして、ビジネスの現場における教養
【ビジネス】
・経営理論:経営全体の知識をつけることにより、ビジネスのテーマを構想する
・財務会計:ファイナンスとアカウント両面から理解し、ビジネス活動と数字の結びつきをりかいする
・運営管理:オペレーションについての基礎を学び、生産性の課題解決につなげる
・マーケティング:市場原理とモノが売れ続ける仕組みを解明する
全てのカテゴリを深く追うのは、時間的にも難しいとおもいます。
・自分が関心のある分野
・仕事とのつながりが強そうな分野
・身につけておきたいと感じる分野
から攻めていくことをオススメします。
教養の身に付け方
では、どのようにして身につけていくのか?
具体的方法をご紹介します。
読書
王道は読書です。
ただ、関連する本は選びきれないほど沢山でております。
そこでおすすめなのが、
「教科書」をつかう
ことです。
これは、多くの本でも紹介されていていることですが、「教科書」が最も簡潔に体系立ててまとまっています。
読み方のポイントは下記です。
事前:紙に知りたいこと書く/書いてあるであろうこと
↓
読む
↓
事後:メモを書く → 事前に書いたメモと見比べる
ポイントは、自分のアタマで考える工程で読書を挟み込むことです。
自分の頭を使った読み方をすると、使える知識となります。
また、「問題集」を使こともおすすめです。
問題を解くという工程は、否応なく自分の頭で考える行為に繋がります。
Youtube
今は、Youtubeにも教育系コンテンツが多くUPされています。
おすすめのチャンネルは中田敦彦のYoutube大学です。
歴史や文学のわかりやすい説明はもちろんですが、現代社会についての解説に最も価値があるのではと思っています。
例えば選挙や日銀総裁など、ニュースでは見るけれど、よく理解できていないところの知識補充にこれほどないほどに深さをもたらせてくれます。
とっかかりとして、ハードルが低く、話がとにかくうまいのでわかりやすいです。
メモをとり、そこから「自分の意見」を書いてみることをオススメします。
得た知識が自分の物へとなっていきます。
■教養を身につけるメリット
教養をつけるメリットは、下記の3つだと思います。
メリット①:心の余裕
メリット②:楽しみが増える
メリット③:コミュニケーション力が上がる
メリット①:心の余裕
視野がひろくなり、長い目でものごとを見ることができるようになります。
なので目の前のことに、いちいち一喜一憂しなくなります。
それが心の余裕につながり、謙虚さにもつながっています。
メリット②:楽しみが増える
何ごとも、知っていることが増えたり、理解が深まると楽しくなりますよね。
まさに教養は、幅広い知識を得ていく過程で身についていきます。
知識や考える力がつくと、日々の生活の楽しみを増えます。
メリット③:コミュニケーション力があがる
さまざまな視点で話しを広げられることは、コミュニケーション力の向上にもつながります。
これはビジネスの場でも非常に役立ちます。
表情や雰囲気からも相手の気持ちを理解することが出来ます。
相手の立場にたって物事を考えられるので、説明もうまくなります。
そして相手の視点に立って話題をつくることもできるので、コミュニケーションが円滑に展開していきます。
参考になる本
『新・独学術』
いかに効率的に学ぶか?の視点で書かれています。
その方法として、教科書で学ぶことが紹介されています。
教養の話しとはすこしズレますが、コンサルタントの現場ではいかに賢く見せるか?
が大事な場面があるといいます。
そのための方法として
①「そもそも」をとらえる
②空気をよまない
③難しい、わからないと言わない
なかなか面白い視点だと思いました。
『読書の技法』
一般教養として、高校科目の知識が必要であるという主張のもと、どのような分野をどう進めていけば良いのか?が詳しく記載されています。
教科書をインプットに使うという点は新独学とも重なるところです。
『人生を面白くする本物の教養』
教養とは人生を楽しむためのスキル
という考え方に非常に共感します。
そのために、人、本、旅が大事だという考え方もシンプルかつ納得感があります。
人と話す時間、読書、旅行
この3つの時間を増やしたいですね。
まとめ
自分の知りたいことはなにか?
自分が知らないことはなにか?
自分の興味を自覚することが、まずはじめに大切なことだと思います。
人生を楽しむためのスキル
を得る過程も、楽しんでいきたいと思います。
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