【これからはプロセスで稼ぐ】プロセスエコノミーのはじめ方

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・これからの稼ぎ方のポイントを知りたい
・特別なスキルがなくても大丈夫かな
・今すぐ実践したい

こういった疑問に答えます

本記事の内容】
・これからはプロセスで稼ぐ
・今スキルが無くても、スキルをつける過程がビジネスになる
・具体的ステップ

この記事を書いている「みなもと」は
中小企業診断士として、コンサルティングの仕事をしています。

コンサルタントは、アウトプットだけでなく、そこにいたるプロセスもお手伝いする
仕事です。

そして、継続してお仕事を頂ける場合はプロセスに納得して頂くことが多いことから
この記事を執筆しようと思いました。

これからはプロセスで稼ぐ

プロセスで稼ぐとはどういうことか?

プロセスとは、アウトプットに居たる過程というイメージです。

音楽でいうと「曲」というアウトプットにいたる「作曲過程」
料理でいうと「完成したメニュー」というアウトプットにいたる「料理工程」
商品でいうと「お店で並んでいる商品」というアウトプットにいたある「制作過程」

プロセスそのものに価値があり、プロセスで稼いでいく経済活動は
「プロセスエコノミー」と呼ばれています。

プロセスが価値になる理由

今は高品質なアウトプットで溢れた世界と言えます。

事実どこのお店に入っても、美味しいですよね。

そして、画期的な「差別化」が難しくもなっていています。

商品やサービスが高品質だからこそ、あえて「選ぶ」理由を作りにくいです。

マーケティングの世界でも、今は「ファンマーケティイング」が主流になっています。

ファンマーケティングは、
ブランドの「ファン」を大切にするという考え方です。

そのファンになる理由こそ、プロセスにあり
「差別化」のポイントもプロセスになります。

例えば、

「美味しいりんご」とだけ言われるのと

「りんごのことを考え続けて30年の青森出身鈴木さんが、10年試行錯誤をして
やっと開発した美味しいりんご」

と言われるのとでは
どちらに興味が沸くか?と聞かれたら、後者だと思います。

また、どちらが高い値段で売っていそうか?と聞かれても、後者だと思います。

その「差」は、鈴木さんのストーリーであり、アウトプットにいたるプロセスです。

具体的には?

では具体的にどのようなコトがプロセスになるのか?

・商品の開発ストーリー
・制作者の思い
・制作している過程そのもの

などが上げられます。

私が、プロセスエコノミーを実感した実例としては、
商品アイデア開発のためのワークショップです。

今までは、「商品アイデア」を得意先様に提案していました。
なので、採用するか否か?はアイデアの善し悪しとタイミングです。

しかし、商品アイデア開発に至るプロセスとしてのワークショップを提案したところ
非常に好評でした。

得意先の参加メンバーは、ただ提案を受けるだけではなく、
自分立ちも頭と手を動かして考えることにより、
アイデアに愛着も沸くとのコメントを頂きました。

制作過程も協働するワークショップは、その得意先だけでなく
様々な業種の企業にも受け入れられています。

まさに「プロセス」に価値を感じてもらった経験です。
※アウトプットに価値が無いわけではありません、凄く大事なことは変わりません。
 逆に「アウトプット」に至らないプロセスはNGだと個人的には思っています。

今、スキルが無くても大丈夫な理由

結論から言うと、今スキルや専門分野と言われる領域が無くても問題ありません。

なぜなら、誰もがはじめはスキルが無いし、そのスキルをつける過程こそが
「プロセス」だからです。

たとえば、アイドル発掘の番組などはいつの時代も人気です。
歌もダンスも素人だったアイドルの原石が、懸命に練習を重ね
人前に出ていく姿に人は応援したくなります。

なので、今スキルが無くても全く問題なく、逆にチャンスだとも言えます。

プロセスで稼ぐ具体的ステップ

では、どのようにプロセスで稼いでいくのか?
その具体的なSTEPを書いていきたいと思います。

STEP①:「やりたい」ことを見つける

まずは、自分がやりたいことを自覚します。

私はマーケティングに10年以上携わってきました。

そのときに諸先輩から教わってきたのは、
「マーケット・イン」顧客視点で価値をつくるという考え方です。

しかし、最近の傾向を見ると

「プロダクト・アウト」作り手視点での価値の創出が見直されている
感覚があります。

それはプロセスエコノミーとも深く関係していて、

・開発者の思い

は、プロダクトアウトからではないと出ないからです。

なので、自分は何がやりたいのか?を自覚することは凄く大事だと思います。

STEP②:プロセスの過程を記録する

やりたいことが見つかっても

スキルが溜まったら、時間が出来たら、など
色々な理由を自分で付けて二の足を踏んでしまいがちです。

自分もそうでした。

やりはじめるコツは、小さくはじめることです。

そして、どのようにはじめたか?なぜ、はじめたか?試行錯誤したこと
などのプロセスの記録をとっておきます。

STEP③:公開する

そして、そのプロセスの記録を公開します。

公開の方法は、TwitterやinstagramをはじめとするSNS、ブログ、Youtubeなどの
イメージです。

はじめは、未完の様子や失敗の様子などを公開するのに抵抗があるかもしれません。

しかし、そのプロセスこそが応援したくなるポイントになり、
同じく挑戦したいと思う人の参考になり、共感を生んでいきます。

また成功体験よりも、失敗体験に人気が集まるのも事実で
「しくじり先生」などのTV番組も人気です。

STEP④:マネタイズポイントを用意する

そして、参考になったツールや書籍、講座などを紹介することで
収益を得るアフィリエイトのシステムなどに参加します。

ただ、はじめはあまり、どうたくさん稼いでいくか?
という視点よりも、

やりたいことをやるためのプロセスを開示することにより
自分の学びにもつなげていく

という視点を多くもった方が良いと思います。

理解が進む一番の方法は、「人に説明すること」です。

それに、あまり「売り込み」の要素が強くなってくると
応援してくれる人も敬遠しがちになってしまうと思います。

まとめ

仕事は結果が全て、成果を出すことに注力せよ
と新人のときから言われ続けてきた気がします。

おそらく、ほとんどの企業で言われているセリフではないでしょうか。

そのおかげもあって、素晴らしい商品やサービスが溢れる世の中になっていると思います。

しかし、「ユニークな差」もなくなってきています。

だからこそユニークな差は、完成品としての商品やサービスではなく
その背景にある「思い」や「ストーリー」に出て来ます。

その「思い」と「ストーリー」こそプロセスです。

なので、これからのビジネスに「プロセス」の視点は非常に大切になってくると思います。

「プロセスエコノミー」についてより深く知りたい方は、
体系的に豊富な事例と共に記載されている

「プロセスエコノミー」という書籍をご一読されると、とても参考になると思います。

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