【新入社員向け】仕事の教科書8選

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・今度社会人になるけれど、読んでおいた方が良い本は何かな
・社会人として、最低限身につけておいた方が良いことはなんだろう

これから社会人なる方、上記のようなことを思ったことはありませんか?

【この記事の内容】
・新入社員にむけた仕事の教科書
・意識しておきたい基本

社会に出て10年以上。

マーケティング、新規営業、経営戦略

様々な経験をさせていただきました。

ここ5年は中小企業診断士としても活動させていただいております。

新人研修を担わせていただくことも多く、上記のような質問を良く受けます。

そこで今回、仕事の教科書と呼べる本を選んでみました

新入社員に向けた、仕事の教科書

「教科書が欲しい」

社会人になりたてのときに強く思いました。

社会に出ると基本的に自ら動かないと、誰も教えてくれません。

また、教えてもらったとしても仕事の断片的なパーツのところで、全体として仕事にはどんなスキルや考えが必要なのか?がわかりませんでした。

個別のスキルを覚えたとしても(大事なことですが)、会社も半年に一回配置換えがあり、すぐに使えなくなるような気がしました。

どこにいっても通用する、仕事の基本が知りたいと思っていました。

今回、仕事の「教科書」として活用できる本を紹介します。

紹介した本は、今でも活用しています。

基本の教科書:まず身につけておきたい基本的なこと
■『コンサル一年目が学ぶこと』
■『自分のアタマで考えよう』

考えるための教科書:全ての仕事に共通するのは「考える」ということ
■『イシューからはじめよ』
■『問題解決プロフェッショナル』
■『直観と論理をつなぐ思考法』

心の持ち方の教科書:良いパフォーマンスを出すのには「心」の健康が不可欠
■『7つの習慣』
■『嫌われる勇気』

基本の教科書

仕事とは「自分以外の他者に貢献すること」です。

もちろん、自分のためという側面もあると思います。

しかし、第一は他者貢献です。

なぜなら対価を得るためには、価値を提供しなければならず。

価値とは、他者にとっての利益だからです。

その上で、仕事の工程を大まかに表現すると、

インプット→分析加工→アウトプット

となります。

基本的に「アウトプット」に対価を払ってくれます。

アウトプットにいたる過程で、自分で考えたり他人と協働したりします。

なので、仕事の基本能力は

・自分で考える力
・他者と協力する力

にわけられます。

まずは、「自分を高めていくこと」が大事だと思います。

他者と協力する力がいくら高くても、自分が無いと前に進みませんよね。

なので今回は、「自分の考える力を伸ばすこと」にフォーカスをして教科書を選びました。

『コンサル1年目の教科書』

仕事のプロと言っても良いコンサルが、仕事の基本をまとめた本です。

仕事が上手くいくための方法と考え方が詰まっています。

・話す技術
・思考術
・デスクワーク 
についての基本が書かれています。

一番重要だと思った箇所を下記ピックアップします。

【話す技術:Talk Straight】

聞かれたことにしっかりと、端的に応えることです。

ばつが悪い報告のときにしがちな駆け引きなどは抜きにして、簡潔に話すことが大事です。

なにより、イエス / ノーをはっきりと応えることが大事です。

ただノーというだけではなく、どうすればイエスになるか?の代案とセットにすることがポイントです。

【思考術:まずは全体像】

仕事に取り組む順番はとても参考になります。

いきなり作業をはじめてはいけません。

まず、大きな設計図を書き、手順を確認。

手順に基づいて作業をすすめていくイメージです。

上司との合意は忘れずに。

【デスクワーク:議事録】

新人の仕事とも言えるのが議事録です。
ただ発話を並べる発話録にならないように、注意が必要です。

まずは下記のフォーマットに基づき書いてみることをおすすめします

・日時
・場所
・参加者
・アジェンダ
・決まったこと
・決まらなかったこと
・確認が必要なこと
・自戒に向けたToDo
(誰が、いつまでに)

はじめに読む一冊として最適です。

そして、ずっと使える普遍的なことが書いてあります。

『自分のアタマで考えよう』

仕事の価値は、自分で考えたことから生まれます。

インプットをアウトプットに変える工程そのものです。

自分のあたまで考えるには、まず、知識と思考をわけます。

知識=過去の事実の積み重ね

思考=未来に通用する論理の到達点

考えるときは、頭の中から知識を取り出してくるのではなく、知識をいったん頭の外に置くことが大事です。

その上で、自分のあたまで考えるとは?下記を行うことです

・意志決定のプロセスを決める
・なぜ?だからなに?と問う
・あらゆる可能性をさぐる
・タテとヨコに並べて比較してみる
・判断基準の取捨選択をする
・レベルを統一する
・自分自身のフィルタを見つける
・データを追求する
・視覚かで思考を深める
・知識は思考の棚に整理する

良い仕事をするには、なるべく自分の頭で考えている時間を増やす必要があります。

「自分の頭で考えている時間かどうか?」
を意識するようにしていきたいですね。

考えるための教科書

仕事においては、考えることが大事です。

冒頭、仕事は他者貢献で成り立っていると書きました。

では、どう貢献するか?

林修さんが非常にうまい分け方をしており、その方向性は

「創造」「解決」

の2つに分かれると言います。

解決と創造、そのどちらも「自分で考える」力は必要です。

具体的には、下記です。

解決:ロジカルに考えること

創造:発想すること

それぞれについての教科書を紹介します。

『イシューからはじめよ』

ロジカルシンキングの教科書でありながら、ロジカルだけで考える危険性も問うている本です。

一番大事なことは、「正しい方向に向いて行動をする」こと。

いくらロジカルに考えていても、その方向性が間違っていたら、意味がなくなってしまいますよね。

解くべき課題「イシュー」を見極めること。

仕事においてはこれがもっとも大事です。

良いイシューの条件として3つあがっています

①本質的な選択肢であること
②深い仮説があること
 -常識を覆す洞察
 -新しい構造で物事を説明している
③答えが出せる

それぞれを突き詰める過程にツールとしてロジカルシンキングが使われており、
丁寧に読み込むことでロジカルにモノを考えるスキルが身についていきます。

コンサルタントのバイブルにもなりつつあります。

『問題解決プロフェッショナル』

外資コンサルファームである「マッキンゼー」のスキルセットを丁寧に説明してくれています。

MECE
ロジックツリー

この本に書かれていることをマスター出来れば、ロジカルな考え方についての型が手に入った状態になります。

あとは、実際に使いながら磨いていくイメージですね

まさに、ロジカルシンキングの教科書としておすすめできる本です。

『直感と論理をつなぐ思考法』

実は、新人にもっとも求められていることは、慣例にとらわれない「発想」です

経験をつめば積むほど、想定の範囲内からしか物事を考えられなくなってきます。

そして、イノベーションを生むのは、その分野の「新人」であることが多いです。

でも、なかなか発想を豊かにする方法ってわかりません。

この本では、その方法が具体的に書かれています。

とくにだいじなことは、「妄想」です。

いかに妄想を膨らませられるか?が肝になってきます。

そのためのポイントとして

・紙×手書き:紙に考えていることをとにかく書き出す
・何もしない時間をつくる:一日のなかに空白を予約する
・偏愛コラージュ:好きな画像を貼り付ける

上記をためしていると、自分の内から出てくる何かを感じ取れるようになります。

この本を読んで以来、取り入れている習慣があります

モーニング・ジャーナル

です。

A5のノートを買い、朝に2ページ考えていることを思うままに書きこんでいくやりかたです。
これを行うと、自分の考えをアウトプットすることができ、頭がクリアになります。

心の持ち方の教科書

仕事をしていると、心の持ちようはとても大事です。

なぜなら、仕事は楽しいときもあれば、苦しいときもあるからです。

苦しいとき、自分を自分でコントロールすることが大事になってきます。

長く仕事をしていくうえで、とても大切なことです。

『7つの習慣』

人生をよりよくするための7つの習慣が紹介されています。

冒頭に出てくる

外部からの刺激は変えられないが、自らの反応は変えられる

という一文にとても感銘を受けました

この考えこそ、自分の人生を自分が生きている実感を得るために重要な要素だと思います

7つの習慣は、その名のとおり成功のための「7つの習慣」が記載され居ます。

その中でも第一の習慣「主体性」がとても大事だと感じ、常に意識しています。

ちなみに、7つの習慣を日常に落とし込むためのツールとして、フランクリンプランナーがあります。

こちらについても、2年ほど使用してみて、とても効果を感じたので使用感など共有してます

【初心者でも安心】フランクリンプランナーの使い方 | みなもとブログ (minamotog.com)

非常に有名なロングセラーですが、ロングセラーには理由があります。
だれでも意識1つで実行できて、効果を感じやすいことがその理由だと思います。

『嫌われる勇気』

こちらもベストセラーとなった本です。

「課題の分離」

という考え方が知れただけでも、この本を読んで本当に良かったと思っています。

普段結構、他人の課題まで引き受けてしまっていることがあります。

代表的なものが、

「〇〇に悪く思われたらどうしよう」

と悩むことです。

〇〇が感じるのは、〇〇の課題であり自分の課題ではない
なので、気にせず自分の課題に集中しよう

というメッセージです。

自分の課題とは、自分の行動で結果が変わるモノです。

この考えは、非常に気持ちを楽にしてくれました。

意識しておきたい基本

以上、初回した教科書も踏まえ、社会人1年目から意識しておきたい基本として
下記3点があります

①主体的な姿勢
②失敗から学ぶ
③気にしない

①主体的な姿勢
成長するために、一番重要なことは「主体性」です。

主体的に動けば、自分で考える時間も増えます。

コツは、
A:この仕事で何が必要か?を考える
B:言われて無くても、必要だと思ったらやる

です。

②失敗からまなぶ

仕事では、必ず失敗します。
全て成功する人など、ありえません。
ベテランやエースでも失敗を繰り返しています。

ポイントは、

・失敗しても良いからやる
・失敗をそのままにしないで、原因を分析する

です。

③気にしない

最後は、なにごとも気にしないことです。

仕事は大事ですが、“所詮”仕事です。

「まぁいっか」

の精神は、特に頑張りすぎてしまう新人の時期は大事です。

まとめ

今回、10年以上働いてきた中で、新人におくる「教科書」は何か?の視点で紹介してきました。

研修カリキュラムが充実している企業もありますが、手取り足取り仕事は教えてもらえません

だからこそ、「教科書」を読んで学ぶことが重要です。

マイ教科書を見つけ、さらに自分で創れるようになると
仕事もグッと楽しくなり、成果も上がっていきます。

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