書評:もっと早く、もっと楽しく、仕事の成果を上げる法

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・仕事のコツが知りたい

と思ったことありませんか?

「仕事のコツ」をつかむことが、仕事がうまくなるということだ

ということを、わかりやすく教えてくれるのが

『もっと早く、もっと楽しく、仕事の成果を上げる法』

という本です。

本日はこの本から特に学びになったポイントを共有します。

【この記事の内容】
・仕事のコツ=自分の中で腹落ちした、本質
・プレゼンのコツ
・戦略思考のコツ

仕事のコツをつかみ、仕事の成果を上げる

仕事のコツとは?

腹落ちした、本質

物事が上手くなった!と感じるのは、コツをつかんだ!という間隔とほぼイコールです。

自分自身がコツをつかんだ経験を思い出してみます。

ひとつは会議のファシリテーションがあります。

その場のアドリブ力よりも、事前の準備が大事

ということに気がついてから、グンと上手くなった間隔があります。

ファシリテーションのノウハウ本には、

事前準備→当日→事後

とフェーズがわかれており、さらに、白板の書き方など細分化されています。

それを全部マスターしようと思っていたころは上達しませんでした。

ある日の会議の前、プレッシャーのかかる会議だったので、事前準備をしっかりしました。

すると、進行のイメージができて、当日の意見をくみ取る余裕もうまれ、会議の目的をしっかり達成することができました。

理論が腹落ちした瞬間に、コツがつかめました。

そして、そのコツは「少ないこと」がポイントです。

少なければ、いつでも使えるし汎用性もあります。

例えば、

その場のアドリブ力よりも、事前の準備が大事

というコツは、ファシリテーション以外にも活用することができます。

本書には

わかる=理解する×こなれる

という式がでてきます。

こなれるとは、使ってみて実感を得ることです。

理論をインプットして、現場で使ってみて、実感を得る

というサイクルが、コツをつかむためのプロセスになります。

プレゼンのコツ

①声を大きくする
②スライドを読まない
③テンポを変える

わたくし自身、中小企業診断士という仕事がら、大小含め年に100回以上プレゼンをしていますが、まさにこの3つはプレゼンの本質です。

そして、この数字は大事な順番です。

①声を大きく

今すぐできることですが、意外と出来ている人はすくない。
プレゼンを聞いていても内容が入ってこないのは、まず声が小さいというのが上げられます。暗い印象も持たれてしまします。

いつもより「+2音量」くらい大きくを意識するだけで変わりますね。

②スライドを読まない

声を大きくするには、顔を上げて、顧客を向く必要があります。
しかし、スライドを読んでしまうと顔は画面もしくは紙をむくことになります。

そして、なによりスライドに書いてあることだけを読んでしまうと、その場で話す意味すらなくなってしまいますね。

なので、資料内容は暗記するというより、スライドで特に言いたいことだけを頭にいれることがポイントです。

③テンポを変える

抑揚、リズムをつけることが大事です。

ずっと一定のテンポだと、話しの中でどこが重要なのか?がぼやけてしまいます。

とくに重要なポイントはゆっくり話す、アンダーラインをひきながら話すなど、テンポをつけるだけでぐっと話しに入り込んでもらえます。

以上3つのポイントだけおさえれば、プレゼン力は向上します。

そして緊張を解くには、

はじめの言葉だけ考える

これが効きます。

最初の言葉だけ出てくれば、肩の力がグッと楽になります。

戦略的に考える

仕事のコツと、戦略思考はかなり近接していると言います。

そもそも戦略思考とはどういうことを言うのか?

本書では、2つの要素のみをまず抑えましょうと示してくれます。

①差別化
②資源配分

①差別化

他社と自社の違いをどうつくるか?
という視点です。

その差別化の要素が、顧客が自社を選ぶ理由になります。

企業の戦略だけでなく、自分の戦略にもなります。

他と差別化するにはどう動けばいいだろう?
という視点は自らの評価を上げていく動きにも繋がっていきます。

差別化は必ずしも特殊な能力が必要なわけではなく

・視点を変える
・一点を強調する

という考え方でつくり出すことが出来ます。

②資源配分

戦略とは捨てること、とも言われるように
資源を選ぶ要素が多いです。

もちろんこれも個人に落とし込むことができるのですが、
実感として、ココが難しい!

仕事なので、全て大事に思えてしまう。
とくに上司や顧客に頼まれたことだと特に。

選ぶ際の判断基準になるのが、

・目的はなにか?

に立ち返ることだと思います。

・目的が明確にイメージできるもの
・優先度の高い目的に紐付いていること

が大事になります。

まとめ

・仕事のコツとは、「腹落ちした本質」
・腹落ち=わかる=理解する×こなれる

プレゼンのコツ

①声を大きく
②スライドを読まない
③テンポを変える

戦略思考のコツ

①差別化ポイント
②資源配分

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