『ゲーム反対派の僕が2年で4000時間もゲームをするようになった理由』は、芸人小籔千豊さんの著作です。
もともとゲームに対して懐疑的だった小籔さんが、息子さんがきっかけで「フォートナイト」にハマっていく様子とそこで得た知見が書かれています。
フォートナイトは世界的に人気のオンラインゲームです。
小籔さんはTVで見るとおり、しゃべりのプロ中のプロ。
本書もとにかくわかりやすく、そしておもしろいです。
久しぶりに一気に読み通してしまいました。
そして、フォートナイトも実際にプレイしてみました。
(こちらもおもしろい!)
私も、どちらかというとゲーム懐疑派でした、、、。
この本と実際のフォートナイトを通して得たことをここに共有していきたいと思います。
ゲームに限らず、なんとなく自分の考えが凝り固まってきたな、、
と感じている方におすすめの本です。
『ゲーム反対派の僕が2年で4000時間もゲームをするようになった理由』
相手の側から一緒にものごとを見る
息子さんに誘われる形でフォートナイトをはじめています。
この、「誘われたら一旦のってみる」という行為は知見を広げたり、価値観をアップデートするさいに非常に大事になります。
大人になり、仕事の経験を積むにつれて自分の中に「軸」が出来てきます。
その軸自体は悪い物では無く、逆に無いと判断や行動もブレてしまいます。
ただ、そこに固執しすぎると、周りの状況は変わっているのに、自分自身はアップデートされないという事態に陥ってしまう危険性があります。
これは仕事を行う上でも、また家族や知人とコミュニケーションを取る上でも問題となってきます。
誘いに乗ることで、自分の価値観がアップデートされる機会を得るだけでなく、コミュニケーションを円滑にする効力もあります。
小籔さんも、フォートナイトにハマり、息子さんと一緒にプレイをするなかで、今まで一方的だった話しが、双方向的になったと語っています。
自分のことをわかってくれている
という実感が、態度を変容させるのではないかと思います。
おもちゃを欲しがる気持ちはわかるけれど、課金をしたがる気持ちはわからず頭ごなしに否定をする。
これは、実際にやっておらず、わからないからだと小籔さんは言っています。
本当、その通りだなと。
自分自身も「知らない」「経験していない」ことには、懐疑的になりがちだったと内省しました。
ハマれば楽しいし、うまくなる
小籔さんはフォートナイトにハマっていきます。
自分専用のゲーム機を買い、日夜フォートナイトにはげむようになっていきます。
その様子は、YouTubeチャンネル「フォートナイト下手くそおじさん」で見ることができます。
最近、その投稿を見始めましたが凄く上手いです。
1000時間の法則として、量を担保すれば上達すると言われていますが、
そこに「ハマっている」という要素は、上達を加速させる効果があると思います。
楽しく、没頭した結果、時間がたっていた
という状況が理想的ですね
仕事に結びつける姿勢
小籔さんは人気芸人であるがゆえ、もちろん忙しい。
日々やらなければいけないTASKがあるなかで、ゲームに時間をとることに罪悪感があったと言います。
そこで、ゲームをしている状況を配信するYouTubeをはじめることにより、仕事につながえていきます。
Youtubeチャンネル「フォートナイト下手くそおじさん」で、今でもほぼ毎日配信をしています。
ビクロイ(フォートナイトは、バトルロイヤルと呼ばれる100人のプレイヤーがあらそうゲームがメイン、そこで生き残り1位になることをビクトリーロイヤル:短縮してビクロイという)を10回とるまでゲームし続ける企画など、トークも相まって非常におもしろいです。
ただただ楽しむだけでなく、どうしたら仕事につながるか?
この視点を持つことで、日常に潜むビジネス機会を察知することができます。
実際にフォートナイトをやってみた
本を読んでいると、フォートナイトの魅力も伝わってきました。
高校生ぶりぐらいのゲームでかなり久しぶりだったのですが、やってみました。
フォートナイトとは
フォートナイトは世界で人気のオンラインゲームです。
様々な媒体から無料でプレイすることができます。
・100人のプレイヤーが戦い、最後の1人を目指すバトルロイヤル
・ユーザーが好きなワールドやゲームをつくり公開するクリエイティブ
があります。
後者は米津玄師がライブを行ったことでも有名ですね。
シンプルなルール設定がおもしろい(初心者もたのしめる)
バトルロワイヤルは、100人のなかで生き残るだけ。
敵を倒しても良いし、隠れても良い
そのシンプルさが面白いです。
また課金によって強い武器が手に入る
ということもないので、初心者も楽しめます。
※ソロでプレイできるので、周りに迷惑がかからないということもポイントですね
運と実力がからみあっていておもしろい
とはいえ、プロも存在する世界です。
実力を磨こうと思えばいくらでも磨ける。
他のゲームと違うところに、「建築」機能があります。
敵の攻撃を避ける際に、建物を自由に立てられます。
戦いに有利な建築物をいかに素早くつくれるか?
プロとアマチュアの差はここにある気がします。
運だけでは無く、実力もものを言う世界。
小籔さんがハマっていったのも、この要素が大きいのではと思います。
戦闘能力だけでなく、立ち回り方、その戦略性がおもしろい
戦闘能力が高くないと、勝てないのか?
と問われると必ずしもそうではない。
戦っている人たちをよこから狙ったり、待ち構えて罠をしかけたり
ゲーム内での立ち回りが大事になってきます。
自分なりに、どう勝つのか?を戦略たてて進むことが、初心者にはとくに重要になってきて、ここに面白さを感じました。
まとめ
「ゲーム反対派の僕が2年で4000時間もゲームをするようになった理由」は柔軟な価値観のつくりかたを教えてくれる良書でした」は、相手側に立って物事をみることの重要さを教えてくれます
対立するのではなく、同じ方向からものをみることで共通理解がはかれます。
これは、ビジネスでもプライベートでもおなじく言えることだと思います。
また、自分がなんとなく懐疑的に思っていることにも飛び込んでみると景色がかわることも実体験として味わいました。
この本を読み、フォートナイトを試し、ハマってます。
ゲームの良さを、上手く仕事にも活用してみようと思っています。
・ゲーミフィケーション
・研修×ゲーム
・ハマるの構造分析
などなど、いろいろと試してみようと思います。
「ゲーム反対派の僕が2年で4000時間もゲームをするようになった理由」は柔軟な価値観のつくりかたを教えてくれる良書でした。
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