こんにちは、みなもとです。
・能動的に生きていきたいけど、つい受け身になってしまう
・もっと能動的にならねばと焦ってしまう
・やらないといけないことが多すぎて、なかなか能動的になれない
こんな悩みありませんか?
能動的でいたいけれど、ついつい目の前のことに追われて受動的になりがちだな、、、
私もそう思っていました。
が、目の前のことに追われていても「能動的」にはなれるのです。
本日は、能動的をテーマにお話をしたいと思います。
【この記事の内容】
・気持ち一つで能動性は発揮できる
・能動のメリット
・能動性の方法
・受動的↔能動的はグラデーション
気持ち一つで能動性は発揮できる
受動と能動
まず、受動的 / 能動的 とはどのような意味なのでしょうか。
受動的:行動の原因が他人にあること 能動的:行動の原因が自分にあること
です。
これは、哲学者「スピノザ」の定義です。
この考えに基づくと、かならずしも他人から頼まれたから「受動的」とは
限りません。
その中に、「自分」の意志が入り、行動が出来ていれば能動的だと言えるのです。
気持ちひとつで能動的になれる
自分の意志や考えを入れれば、どのようなものごとにも、能動の要素は入れられます。
なぜなら、能動的とは、自分の意志に基づき行動している状態だからです。
・頼まれた仕事に自分の工夫を入れた
・誘われたイベントで、思いっきり楽しんだ
上記のようなことも能動です。
取り扱うテーマが、他人から与えられたかどうかはあまり関係ない。
この考えは、すごく気持ちを楽にしてくれました。
能動的になるための方法
能動的になる方法は、目の前のテーマに「自分」を入れていくことです。
具体的な行動の、きっかけを自分にすることが能動的につながります。
「●●のように考えたから、△△を行う」
これこそ、能動的の姿です。
頼まれたことに、+αをすることがポイントです。
自分が良く行っているのは、
・頼まれた調べ物に、自分なりの見解を+しておく
・初回のMTG時に、自分なりの考えを用意しておく
・毎回のMTGで議事録をとり、その日のうちに共有する
といったところです。
ただ、+αに目がいきすぎて、肝心の依頼内容のクオリティを落とすのはNGです。
そして、依頼内容をよりよくするために、自分の考えをいれていくのもとても良いと思います。
「●●のように考えたから、△△を行う」
という行動を増やしていくことが、能動的になるためのポイントです
能動で得られるメリット3点
能動のメリットは、下記の3つです
メリット①:楽しい メリット②:他者貢献と自己成長につながる メリット③:機会が巡ってくる
メリット①:楽しい
自分で考え、自分で動くことは楽しいです。
遊びでも仕事でも、創意工夫しているときは、時を忘れ没頭してしまいます。
時を忘れ、没頭しているとき、人は幸福を感じている
という研究もあるように、能動は楽しさに繋がっています。
メリット②:自己成長と他者貢献につながる
自分で考え、動くことは成長につながります。
質より、量。
まずは、どれだけ多く自分で考えられたか?
がポイントです。
そして、量は自分でコントロールできます。
全てのものごとに、自分の考えは+できます
・スケジュールを調整する
・関係者に連絡をする
といった、細かな作業のなかにも工夫の余地はあります。
そして、そのような行動は他者貢献にもつながります。
ひとつひとつのクオリティがあがるだけでなく、信頼も増していきます。
人になにかをお願いしたとき、その人が自分事として取り組んでくれると嬉しいですよね。
メリット③:機会が巡ってくる
ひとつひとつのテーマを自分ごととして動いていると必ず機会が巡ってきます。
自分自身が成長しているだけでなく、他者からの信頼も厚くなっていくからです。
成長を感じ、信頼されている実感を持ち、機会が巡ってくる状態になると仕事が楽しくて仕方なくなります。
受動的↔能動的はグラデーション
スピノザの思想で、とくに腹落ちしたことが
能動と受動はグラデーション
という考えです。
完全な能動は無い代わりに、完全な受動もない
だからこそ、能動の色合いを濃くする必要があります
たとえば、転職や独立、海外に挑戦という、一見すると能動の最たる例ともいえるトピックスも
・周りが転職しているから、転職
・インフルエンサーが会社にしがみつく時代は終わった、といったから独立
・日本は成長も鈍化してやばいというSNS投稿が多いから、海外挑戦
といった要素は、受動の色合いが濃いです。
意外と上記のような思考に陥りがちで、一歩踏み出せない自分を受動的だと思っていました。
が、目の前の仕事に自分の考えをいれることも能動的だという感上げ方に出会い、凄く気持ちが楽になりました。
物事の中で、どれだけ自分を表現できるか?
スピノザのこの言葉も好きです。
参考書籍
100分de名著 スピノザ「エチカ」
100分de名著は
古典の理解を促進してくれる、超絶素晴らしいシリーズです。
現代の哲学者のトップランナーである國分功一郎さんの解説が非常にわかりやすく、スピノザの哲学を楽しんで読むことができます。
エッセンスだけでも、普段の考え方の変革になりました。
スピノザ 読む人の肖像
上記が面白すぎて、こちらも読んだのですが最高でした。
同じく、國分功一郎さんの本です。
受動↔能動の話しも出て来ます。
また、テキストをどう読むのか?という視点も大事で、他人の書いたモノを読むという一見受動行為に、考えをどう足して能動化するのか?がスピノザを通して腹落ちすることができます。
まとめ
能動的かどうかは、活発かどうかは関係ない。
活力の源が、「自分」か「他人」かが能動と受動の分かれ道。
という、スピノザの言葉は自分のマインドを変化させてくれました。
一旦自分で受け止め、考える
この姿勢を大事にしていきたいです。
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