自分の意見が言えるようになる:4つのSTEP

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・自分の意見を求められたときに困ってしまう
・自分の意見を言うのが怖い
・自分の意見がなかなか持てない

こんな悩みはありませんか?

仕事でも、プライベートでも「選択」をする場面は
多数あります。

「どの会社に就職すれば良いか?」
「このままこの会社で働き続けるべきか?転職をするべきか?」
「持ち家を買うか?賃貸にすべきか?」

どれもすぐには決められません。
人生を左右しそうな選択はどうしても慎重になります。

また、
「ベーシックインカムの制度に賛成か?反対か?」

といった問いに対しても、ズバッと答えるのが難しくないですか?

その理由として、
・どちらもメリット/デメリットがある
・そもそも、ベーシックインカムの制度について詳しく知らない

などあると思います。

人気ブロガーのちきりんさんの「自分の意見で生きていこう」
という新著には、

・意見とはなにか?
・意見を持つことの大切さ
・意見を持つための具体的4つのSTEP

が記載されています。
目からうろこの内容で、一気に読んでしまいました。

この記事では、とくに印象に残ったポイントを中心に
紹介をさせて頂きます。

結論:自分の意見を持つ「具体的4STEP」
①自分のレベル感を把握する
②無理矢理でも、言い切ってみる
③自分で自分に反論してみる
④言語化する

意見と反応の違い

意見=ポジションをとること
反応=意見の賛否/意見への反応

問題の種類

問題には、「正解のある問題」「正解のない問題」があります。
意見は、「正解のない問題」にしか持てません。

なぜなら、「正解のある問題」は調べることで正解にたどり着けるからです。
「正解のない問題」こそ、自分で考えて、自分の意見を出す必要があります。

例:
正解のある問題 2+2
正解のない問題 この新規事業をやるべきか、否か?

正解のある問題と、正解がない問題は、全てがきっぱりと分かれているわけではなく
一つの問題に、同居している場合があります。

その場合は、どの部分が正解があり、どの部分が正解がないのか?
を分けて考える必要も出て来ます。

意見と反応

意見とは、「正解のない問題」に対して自分のポジションを明確にすることです。

「この新規事業をやるべきか」という問いに対して

「賛成です。なぜなら市場も魅力的だし、参入しないと既存事業もジリ貧になるからです」

といったイメージです。

反応は、意見の賛否や意見への反応です。

「市場が魅力的だと言うが、直近ではどのくらい伸張しているのか?」
「ジリ貧といえど、まだボリュームは高いんじゃないのか?」

などです。
意見に対する質問はしていますが、自分が賛成なのか?反対なのか?
といったポジションは不明確です。

会社の会議などでも、反応が多いと思いませんか?

反応は一見深く考えようとする姿勢も見られるし、
発言もしやすい、ポジションも明確にしないので批判もされない
ので特にオフィシャルの場では多くなる傾向にあります。

そもそも、正解がなくてみんなで考えようとするから
会議が開催されます。

正解が言えないのは、調べていないから
意見が言えないのは、考えていないから

と肝に銘じて、ポジションを取る意識をしていきたいと思います。

自我と承認

自我:自分は誰か、どんな人間か、という自分自身の意識
承認欲求:他の人とは異なる個としての自分を認めて欲しいという気持ち

そもそも自分たちは学校で「答えのある問題」に触れ続けてきました。
その上でSNSなど、自分が反応しやすいシステムが発展を続けています。

反応に慣れた結果として、意見が少ない世の中になっているのでは
ないでしょうか。

またSNSは、承認欲求も肥大化させています。

自分とそんなに変わりがなさそうな属性の人が、有名になり、賞賛され
稼いでいる姿も見る機会も多くなると、
自分もと思う人が出てくるのも当然です。

しかし、自我がないと承認をする対象ががありません。

自分はどんな人なのか?ということを自分で知り、それから発信をして、
結果承認を得るという順番になります。

自我を確認する意味でも、意見を言う習慣は重要です。

意見が言えるようになる4つのSTEP

自分の意見は訓練や意識付けにによって言えるようになります。

①自分のレベル感を把握する
世の中で話題になっていることや国の政策など「正解のない問題」
について自分の意見を出してみる

自分は、どれだけ正解のない問題に対して、意見が言えるのか?
をチェックしてみます。

②無理矢理でも、言い切ってみる
よくわからない場合でも、「賛成」か「反対」を明確にする。
「この情報が手に入れば意見が言える」場合は、その情報だけを
調べた上で意見を言う

情報の調べ方にもポイントがあります。
後述しますが、一番のポイントは「調べる項目を先に出す」ことです。

調べ始めると、洪水のように情報は出てくるので
あらかじめ何を調べるのか?を明確にしておくことが大事です。

③自分で自分に反論してみる
自分の意見にたいして、できるだけたくさんの反論を書き出します。
そして、反論の反論も書き出してみる

自分も考えを持った時に、「なぜ?」を2回深ぼようにしています。
考えが表面だけでなく深ぼられていく感覚があります。

この自分だけで反論を戦わせる方法は、考えを深ぼるだけでなく
意見を表明した際に出るであろう、想定問答集にもなります。

④言語化する

自分の意見と理由が明確になったら、わかりやすく言語化する

言語化は語彙力や表現力ではなく、つきつめて考えているか?
という思考の深さに影響を受けます。

例えば映画や小説を読んで面白いと感じた時、
ハマればハマるほど、「どう面白いか?」を言葉に出して
説明ができることと似ていると思います。

情報の調べ方

情報は、目的なく集めると、時間もかかるし
情報が多すぎると逆に意見が持ちにくくなることもあると思います。

「意見を持つための、情報の調べ方」についてのポイントをピックアップします

■調べる項目を最初に列挙する

「この情報があれば、自分の意見は明確になる」という情報項目を
書き出します。
最低限調べるべき内容を具体化してから、調べ始めることが時間効率的にも
有効です

■調べる時間をあらかじめきめておく

調べるためにつかう時間を事前に決めます。
情報はいくらあつめても十分な量になりません。

調べる時間をあらかじめ決めないと、とんでもない時間がかかってしまいます。

おすすめされている調べる時間は、ひとつにつき10分です。

■必要な箇所のみ読む

検索で出てきた資料や情報を、全部読む必要はありません。

最初に書き出した、「調べる項目」のキーワード部分だけ
ピックアップして読みます。

■調べすぎない

自分の意見を明確にするために必要なことは、
「情報」ではなく、「思考すること」です。

手に入れたい情報が具体的に言語化できない場合は、
調べるのではなく、「考える」ことに舵をきります。

意見が言えないのは、「よく知らない」からではなく「考えていない」からという場合が多いです。

■正確だが無意味な情報の存在を知る

専門家や実務を担当する人にとって重要な情報と、一般の人たちが自分の意見を言うために必要な情報は
異なります。

ポイントは、その情報が「自分の意見を変えうる情報」になるか否か?です。

正しいけれど、自分の意見を変えない情報は役に立たないことが多いです。

まとめ

意見を持つことは、ポジションをとること。

振り返ってみると、曖昧なポジションを取るために
意見を言うことを避けていた節があったなと思います笑

世の中には、「どちらとも言えない」ようなコトが多いです。

その中でもあえて自分は賛成か?反対か?を理由を含めて表明してみること、
を習慣化してみようと思います。

仕事でも、プライベートでも、「楽しさ」はまず自分が主体的であるかが
ポイントだと思っています。

自分の意見をいう習慣は、主体的になるための習慣にもなると思っています。

「自分の意見で生きていこう」は名著です。
是非とも、読んでみてください。

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