こんにちは、みなもとです。
・中小企業診断士の二次試験に落ちてしまった。。
・そんなに資格取得の勉強に、時間掛けられない。
・養成課程ってどうなんだろう?
この記事は、このような悩みにお答えします。
【結果の明示】
・養成課程のメリット3選
①終了後の資格取得がほぼ確実
②学びながら実務経験が積める
③横のネットワークが広がる
・養成課程のデメリット
-時間的拘束時間が長い
-費用が高い
-入試が難化傾向にある
・養成課程機関
私自身、マンパワーの養成課程に通い中小企業診断士の視覚を取得しました。
仕事をしながら、養成課程に通うのは正直大変でしたが、結論として、凄く良い選択をしたと思っています。
自分が養成課程に進んだ理由は
・資格取得の期限を決めていた
・診断士実務のスキルを得たかった
という2点です。
診断士の試験は面白いけれど難しいです。
1次試験はしっかり対策をすれば合格の道筋が立てられますが、2次試験は、正解が開示されておらず、対策が非常に難しく感じました。
仕事を続けながら学習をして、プライベートでもライフイベントが重なっていたこともあり、しっかりと期限を決めました。
なので二次試験で何年も足踏みするリスクを避けるために、受ける回数を1回だけと決めました。
結果二次試験をストレートで通過することは出来ず、養成課程の日本マンパワーに通い中小企業診断士の資格を取得しました。
マンパワー時代の話を織り交ぜながら、良かったところ、大変だったところを共有させていただければと思います。
養成課程のメリット3選 実務を重ねながら確実に資格を取得する方法
養成過程とは
中小企業診断士の資格を取得するルートは大きく2つあります。
①一次試験合格/二次試験合格/口述試験/実務補習)→資格取得
②一次試験合格/養成課程卒業(口述試験/実務補習含む)→資格取得
養成課程は、機関により特徴はありますが(後述します)、MBAを取得するためのビジネススクールのようなイメージで1年~2年、理論と実務双方の視点から学びます。
全課程を終了すると、資格が取得できるという仕組みになっています。
養成課程機関は大学院が多い中、自分は、マンパワーという民間企業が主催しているものに参加しました。
マンパワーを選んだ理由は
①1年間で取得できる
②日曜日は休める(診断実習の時は別)
という2点です。
働きながら、家庭を持っているという自分の属性にとって2つの理由は必須でした。
実務研修のときに、数日平日も仕事を休まなくてはいけませんが、
仕事にも大きな穴を開けず進めることができました。
具体的メリット3選
メリット①:終了後の資格取得がほぼ確実
最初にして、最大のメリットですが、しっかりとカリキュラムをクリアしていけば資格を取得できます。
規定の出席日数に足りない、クオリティが明らかに劣る(力を抜いていることがあからさまにわかる)といったことが無い限り、ほぼ確実です。
長期間の勉強や、考え続けないといけない授業、期間内に成果を出さなくてはいけない診断実習(実際の中小企業に対してコンサルティングを行う)とハードな日々が続きますがゴールと期限が明確なので走りきることが出来ます。
メリット②:学びながら実務経験が積める
そして、自分が養成課程に進んだもうひとつの理由が、実務経験が積みたかったことです。
メーカーに勤めていますので、コンサルティングの経験がありませんでした。
診断士としてコンサル業務を行っていく上で、必要な実務スキルも取得するという目的をもって、日々を過ごしていました。
同級生には、実際にコンサルファームで活躍している方もいて、一緒に授業を受けたり、診断診断実習に臨むうえで、盗めるスキルがたくさんありました。
授業も、座学だけのものはほぼなく、ケーススタディとワークショップ形式になっており自分で考える力、議論する力、整理する力、伝える力が養えます。
実際に現在実務をしている中で、養成課程で身につけたスキルはまさに活きています。
特に大事だと思った具体的スキルは下記です
【養成課程で身に付いた具体的スキル】
・ロジックツリーを書き出し、モレとダブりがないかを確認する、考えるべき要点を抽出する
・各ディスカッションを導くファシリテーションスキル
・ディスカッションを見える化する、ホワイトボード板書力
・仮説を持ち、仮説をベースに考えを深めていく
・簡潔に伝える型[PREP]
P:結論
R:理由
E:例示
P:結論
STEP③:横のネットワークが広がる
養成課程には多種多様な業界・職種の方々が集まります。
年齢もそれぞれです。
毎回チームを組んで診断実習を行ったり、授業のディスカッションで話をする機会が非常に多いです。
その中で自分には無かった「考え方」や「視点」を得ることが出来ます。
そして卒業した今でもそのつながりは継続しており、実務でわからないことや、聞きたいことがあったときに聞くことが出来ます。
養成課程は、「中小企業診断士」の資格取得という結果だけでなく、カリキュラムを進行していくプロセスの中でも得られるものが多いです。
養成課程のデメリット
では、養成課程のデメリットは無いのか?と聞かれるとデメリットもあります。
デメリット(というか大変だったこと)の視点でも3点あげて、自分はどうクリアをしていったのか?を記載したいと思います。
デメリット①:時間的拘束時間が長い
やはり一番は拘束時間が長いことだと思います。
自分が通っていたマンパワーでは、通常は、平日に2日仕事が終わった19時前から3時間弱ほど授業があり、土曜日は午前中からほぼ一日授業がありました。
仕事の繁忙期と重なると、スケジュールの調整が非常に難しかったです。
【どう対処したか?】
・スケジューリング
シンプルですが、一番は計画をしっかりたてることです。
場当たり的な対応では、やはり数多くのTASKをこなすことはできないからです。
ここで身についたのは、結果の状態をスケジューリングすることです。
例えば、「企画書を書く」と言った、TODOではなく、「企画書が完成している」といった
状態のイメージを予定にいれます。
すると、その状態にするために、いつまでに何をしなければいけないか?がより鮮明になってきます。
・体調管理
こちらも基本的なことですが、大事です。
とくに、養成課程は、出席率をほぼ90%に保つ必要があるので、体調管理はとても重要になってきます。
その中でも睡眠には気を付けていました。
自分は7時間睡眠が一番体にあっているのですが、診断実習と仕事の重要なテーマが重なったりすると、夜に十分な睡眠時間を確保できない日もあります。
そんなときは、昼寝をしてました。
15分でも目を閉じると、かなり頭がすっきりします。
デメリット②:費用が高い
ほぼ、経営大学院に通うイメージなので、費用もしっかりと高いです。
※MBAも同時に取得できる機関もあります
ほとんどが200万円以上します。
【どう対処したか?】
・計画をたてる
思い立っていきなり、この額を用意するのは難しいと思いますので事前に計画を建てることが重要です。
自分は、診断士取得を決めたときに、取得にいたるアプローチをいくつか用意しました。
・単年でストレート
・複数年で一次→二次
・単年で一次→養成課程
・複数年で一次→養成課程
撤退条件も決めてやることで、惰性でだらだらと続けることをさけました。
そして、時間をかけてやるからには、必ず取得する方法を考えました。
養成課程に通うことも想定していたので、費用をためるための計画も同時に立てて実行したことで費用を用意しました。
その方法は単純で、毎月どれだけ貯めたら良いかを逆算し、給与が入ったらその金額を抜いて生活をしていました。
デメリット③:入試が難化傾向にある
現在は養成課程の人気があがってきました。
定員は変わりませんが、応募数が増えれば倍率があがります。
自分がマンパワーを受けたときも、なかなかの倍率でした。
入試の形式は、
・記述問題:一次試験の知識を問うモノ
・グループディスカッション:受験者でグループを組み、テーマについて話し合う
・面接:機関の講師陣との面接
【どう対処したか?】
・受験の準備をしっかり行う
受験のための準備とは、
①一次の知識を忘れず定着したままにしておく
②診断士になって何をしたいのか?を言語化できるようにする
です。
①は、一次試験を通過出来た状態であれば問題ありません。
しっかりと定着していることが大事ですので、事前に振り返りを行うことが大事です。
②は面接の時に、明確に語れるようにする必要があります。
ポイントは、なぜ診断士になりたいのか?という視点も大事ですが、それより
診断士になってどうしたいのか?を明確にしておくことが大事です。
そこのビジョンがあるかないか?明確化いなか?理にかなっているか?
を確認していると思います。
自分が成長したいとか、自分の力を磨きたいなど、自分視点ではなく、
中小企業にとって、経営者にとって、そこで働く人々にとってどのような価値を提供したいのか?という視点が必要です。
まとめ
私は、養成過程を通して、中小企業診断士を取得して良かったと思っています。
日々の授業や、診断実習を通して得た視野やスキルが、日々の日ごとに役立っています。
また、1年を通じて、ともに学んだ同期とは、年齢を超えた友人として今でも連絡をとりあっています。
仕事を続けながら、通いプロセスを行うのは大変ですが、今に活きる濃厚な経験になりました。
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